こんにちは、流浪医たつまるです。
第117回医師国家試験まで残すところ数日ですね。
もうここまで来ればあとはやり切るだけです。
いざ試験となった当日、テスト中の行動・メンタルに関してアドバイスさせていただければと思います。
まじであと少しなんで、頑張っていきましょう。
当日の持ち物
絶対いるやつ
・受験票
絶対いります 最悪これさえあれば大丈夫
・時計
会場には時計がないので、必ず持っていきましょう。あんまり多機能なやつは引っかかる恐れがありますので、G SHOCKくらいのデジタル時計か、アナログ腕時計が良いと思います。
僕は文字盤だけのやつにしました。
本当に最後の方だけ、退出可能時間:試験開始後1時間~試験終了15分前だけは教えてくれた気がしますが、あんまり時間配分のあてになりませんので。Apple watchとかはやめときましょうね。
僕はチープカシオってやつにしました。安いし、汚れても壊れてもいいやってなるんで、医者なってからも使ってますね。結構もちますよ〜
・鉛筆(HBがいい)
シャーペンだめなケースがあるらしいので,鉛筆は必須です。
鉛筆削りを持っていくか多めに持っていくかしましょう。
そして貰い物とかで文字が入っているやつはダメみたいです。
僕はマークシートに良いみたいな鉛筆買って持って行きました。とりあえず10本くらい持って行きました。
前日に焦るのも良くないので、今から買っておきましょう。
・消しゴム
普通の鉛筆用の消しゴムで。何個かあると安心です。友人は6個持ってましたが、持ち過ぎだと思うくらいがちょうど良いです。しっかり準備しておきましょう。
・ ボールペン(黒)
書類の修正とかで必要な人がいるらしいです。これは一本あれば十分でしょう。
・防寒具
コロナ対策の換気で非常に寒い可能性があるので、防寒はしっかりしときましょう。
膝掛けは結構チェックがうるさいんで、普通に上着羽織る方が無難です。
なんか言われたらそれだけで鬱陶しいし、無駄なエネルギーは割きたくないですからね。
・ マスク
一応、無地のやつでいきましょう。
あったら嬉しいやつ
・耳栓、イヤホンなど
周囲の雑音を消して、次の時間に備えましょう。休み時間については後述します。
・ 間食、飲み物
1日の最後の方になると明らかに血糖値が下がってきます。そんな時に大体みんなチョコとか食べがちです。
しかし、釈迦に説法ではありますが、チョコレートなどのお菓子は急激に血糖値を上昇させ、すぐにインスリンが出て血糖値が下がります。
その下がる瞬間に眠気が来たりミスをしやすくなるので、個人的にはあまりお勧めしません。
オススメは和菓子ですね、饅頭とか。餅はアミロペクチンを多く含むため、徐々に血中グルコース濃度を高めてくれるため、低血糖になりにくいという利点があります。駿台の化学の岡○先生の受け売りですが、本当にオススメです。
飲み物は利尿作用を避けて、水がいいと思います。
・テキスト類
今までの戦友を持参しときましょう。実際のところは、トイレ行って一息ついて、少し友達と話してたら、すぐに休憩時間が終わるので、見てる暇はほとんどなく、本当にお守りって感じでした。でも何もないというのは精神衛生上厳しいものがあります。
1日目の心構え
受験できてる時点でほぼ受かっている
皆さんはこれまでの進級試験、卒業試験を乗り越えてここまで来てます。
各大学にもよると思いますが、国試で落ちる確率より留年率の方が高い大学が多いです。
もうこの受験をできてる時点であと一歩なんですよ。
その一歩は 最後の時間まで問題を解く
これだけです。
最初は難しくて当然
大体Aブロックで面くらいます。
え、こんな難しい?やばいやばい
この感情は四方八方の受験生全員思ってます。そこで合否は決まりません。安心してください。
大事なのはそこで割り切って解ける問題をいつも通り解くことです。
難しいと思ってた問題も後で戻ってみたら普通に解けた、なんてこともザラですので。
必修は必修、各論は各論
切り替えが一番大事です。
Aブロックでやらかしたと思っても次のBは必修です。
Bでミスったと思っても、次はながーい各論Cです。
取り返さないと、という感情自体が無駄です。淡々と次の時間に向けて見直すなり精神統一するなり、
備えることが大事です。
そしてどの会場にもいる、「あの問題どうやった」とかいうイキリ
こと国家試験会場において、これほど有害なやつはいません。存在のないものとするため、
耳栓やノイキャンで、シャットアウトしてください。
採点しない
一番重要です。採点したくなる気持ちは死ぬほど分かりますが、ここはグッと堪えてください。
冷静に採点結果によるパターンを考えましょう。
高得点だったら
ちょっと安心、けど油断は禁物。禁忌踏まないように迷ったら、あえて間違ったりする。
やばかったら
絶望する。取り返そうと躍起になる。焦る。
分かりますか、結局自己採点が高くても低くても、総得点にマイナスになるような心持ち、行動にしかなりません。取り返そうと思っても取り返せるなら、最初から解いてますし、結局出る問題によるんだから。
自己ベストを尽くすという点において、自己採点はなんのマイナスにしかならないので注意です。
絶対してはいけません。
2日目の心構え
ちゃんと受けられたら、もう合格
1日目の出来に絶望して、意気消沈してしまっている。下手したら出席すらしていない。
各教室に一人は空席になるところがありますからね。
そんな中、ちゃんと時間通りに、出席できた時点で合格は目前です。
僕のときは後ろの席の人がいなくなってました。
必修は帳尻合うから大丈夫
だいたい毎年、必修ブロックはどっちかが難しいです。
あとで分析されたら難易度は一緒とかありますが、体感した人間としては、絶対片方が難しいんですよ。
そして絶対片方は簡単になってます。
僕のときはBが難しくて地獄でしたが、Eが簡単でした。
うまいこと問題作られてます。だから1日目微妙でも気にせず行きましょう。
最後まであがけ
みなさんの努力の集大成ですからね、最後まであがきましょう。
見直し、特にマークミスに気をつけてください。
あとはもう国試終わったら何しようとか妄想しながら、頑張りましょう!まじであとちょっと!
まとめ
以上、国家試験当日編でした。
本当に皆さんお疲れさまです。あと少しだけ、がんばりましょうね。
健闘を祈ります!
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今回は受験生を応援しておりますが、基本的にはハイパーな医者の生き方に疲れた研修医・専攻医・専門医の方に向けて、王道をドロップアウトした医者の様子をお届けしております。